広く知られている 井口海仙好“八景棚“は、
ほぼ全パーツが“杉"でできています。
私、ずいぶん前に買ったっきり、
しまいっぱなしにしてて、
昨年夏使うつもりで取り出したら、
??この胡麻竹や葦を使った棚、八景棚じゃない?!
箱と中身、違うモノを買わされちゃった。
(と当時思ってました。)
じゃあこの中身の棚は何モノ??
ウチの師匠ほか誰に聞いても、
ネットで訊ねても判らず。
ダメ押しで、京都の有名指物師・川本光春(三代)さんから、
『ハ景棚ではありませんが私の中では見た事の無いお棚です。』
とのコメントいただき、
“名前もないパチもん掴まされた?!"と判断し、
お蔵入りに。
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それで、半年ほど前、ヤフオクでまさにこの棚、しかも本歌を発見!
海仙宗匠の箱書で、
"再好 八景棚"とある!!
しかも作者は『光春』!!!
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あの〜、光春さん、もちょっと勉強してください。
お祖父様(初代)の作品ですがな!
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ウチのは、川瀬表完さんの作
「表派」の技法を受け継ぐ京都の工芸作家だそうです。
あ、海仙さんってのは、井口海仙宗匠のことで、
裏千家十四世・淡々斎の弟さんです。