お茶を身近に楽しむ

気軽なお茶のこと書いてゆきます

小堀遠州 写 茶杓 歌銘 松島

このお茶を掬う道具・茶杓 は、

銘は 禅語 などであることが一般的です。

<その銘は、茶会のテーマを表すことが多い。>

稀に 銘が"(=歌銘)の場合もあります。

 

裏千家十四世・淡々斎は、比較的多く歌銘の茶杓を残しています。

この、歌銘・茶杓、優雅なので、

もとめてみた写しが、本作です。

本歌は小堀遠州作ですが、

これは淡々斎の作でもなく、

和歌山にある大徳寺派逢春寺の住職、法谷文雅和尚によるものです。

銘 松島

立ちかへり 又も来てみむ 松島や 雄島の苫屋 浪にあらすな

 

新古今和歌集にある 藤原俊成 の歌です。

(藤原俊成藤原定家のお父様)

 

うーん、雅だ。

 

夏場の自宅茶事で使いました。