お茶を身近に楽しむ

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利斎 作 茶通箱

 

千家十職・十四代 駒沢利斎 の作

利休好みの茶通箱です。

(薬籠蓋(やろうぶた)仕様)

元々はお茶を運んだり一時保管する箱だったようですが、

茶席中のお点前としては、

2種類の濃茶を点てる茶通箱点前につかいます。

(裏千家では)

そんなのは大寄せ茶会ではやらないので、

こんな家元箱書つきのは、

よっぽどな先生かマニアでないかぎり、

需要がないモノですね。

桐木地でデリケートな品ですし。

(傷んでも補修しようがない)

なお、この"茶通箱点前"も、

上の方の点前で、裏千家では教本がありません。

(日本茶道学会のは出版されてます。)