お茶を身近に楽しむ

気軽なお茶のこと書いてゆきます

煮物椀・海老真薯 懐石のメインメニュー

3/17懐石メニュー4.煮物椀

はんぺん

海老むき身

こごみ

舞茸

すだち へぎ皮

一番出汁

 

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本来、魚のすり身を使うのですが、

今どきは入手困難。

代わりにはんぺんを使うレシピを開発しました。

どこのスーパーのでもいい はんぺん を

フードプロセッサーでペースト状に。

型で受けてラップで丸めて、

海老を埋め込み、再度ラップに包み、蒸す。

以上

 

この調味料を一切加えないチープで手抜き"な真薯ですが、

ラップで魚の旨みを閉じ込めて蒸し、

椀では出汁汁のなか、なんとか形は保ってくれ、

口に入れるとほろほろほぐれてくれます。

季節や趣向により、海老、浅利、お豆などを埋め込んで蒸します。

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春らしく こごみ(僅かに塩気あり)

味のアレンジに 舞茸(醤油わずかに多め)

を添えて、薄味の一番出汁を注ぎました。

 

最後にすだちの皮をへいで載せて蓋。

(お客様が蓋開けたら、かすかに柑橘の香りを感じてくださいます。)

 

真薯からは甘めな味が出て、

それぞれの種の味を楽しんでもらいました。

 

あ、こごみ(青モノ)は、茶事始まる直前に茹でて、味付け出汁に漬けておいたので、

青さが際立つて、春らしかったです。

この日のゲストにも大好評でした。

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椀 千筋朱漆 輪島塗

https://ganpeki2024.hatenablog.com/entry/2024/03/17/061738

膳、四つ椀とあわせ、漆器は輪島で揃え、

すみやかな復興をお祈りしました。