お茶を身近に楽しむ

気軽なお茶のこと書いてゆきます

ダジャレ系竹花入「買ってよかった2023」

普段はおもに成り行き任せで茶道具購入している私ですが、

(オークションや入札会で)

 

ちゃんと能動的に買いました!

 

古臭い竹の花入!!

しかもダジャレ系の銘つき!!!

茶席でも大好評で、大満足ですっ!!!!

-----

 

竹の花入をはじめて使ったのは、 千利休 。

 

それは床の間の壁に掛けて使うものでした。

 

それから100年ほど経ち、

千宗旦(利休の孫)の高弟・藤村 庸軒 が、

床置き専用の竹花入を作りました。

 

最初のは『遅馬』と銘名されました!

<駆けられない掛けられない の駄洒落、>

このエピソードは、茶道辞典に載っています。

(現在、北村美術館 蔵)

 

-----

 

それでこのたび、某地方の素封家より出てきました。

 

庸軒 作、銘、共箱 の 竹花入『霜筵』!

 

この春、美術倶楽部で売りに出てて、

(老舗古美術商扱い)

一目惚れするも、予算オーバーで一旦スルー。

 

諦めきれず翌日、もう1回観にいって、

清水の舞台から飛び降りるつもりで、

買いました!

 

霜ついた筵(むしろ)は上に掛けて寝れません。

これも掛けれないというダジャレ銘名シリーズの1つなようです。

 

竹の表面に白いもや"かかっているのが、

銘と相まって涼しげな風情です。

 

コンディションは最良ですが、

300年以上のときを経た風格も満点です。

 

-----

 

さっそくこの夏、

宗旦槿を入れて、市民茶会てつかいました。

自宅茶事では、それに加えて、

焼き物に“鰆の幽庵焼きをお出ししました。

-

 

宗旦四天王のひとりなので、どうしても花は宗旦槿“(底紅の白むくげ)を入れてみたかったのです。

 

また、私が長年勤め&住んでいた堅田(滋賀県大津市)には、

茶室・庭園「天然図画亭(国指定の名勝)がありまして、

その作者が 藤村 庸軒 と その弟子の 北村 幽庵 です。

 

堅田郷士、北村幽庵は美食家として知られ、

現在では『幽庵焼き』にその名を残しています。

(幽庵の発明とは、後世の後付けですが、)

 

-

 

またさらに天然図画亭」の居初氏は、

現在も続く名家です。

そこの当主は、かつて私が勤めていた会社へ出稽古に来てくださってました。

(私の上司も習っていた)

 

-----

 

既にモトは取った気分です。

 

-

 

長文失礼いたしました。

▲ ここに「買ってよかった2023」を書こう

▶ 【PR】はてなブログ 「AIタイトルアシスト」リリース記念 特別お題キャンペーン
お題と新機能「AIタイトルアシスト」についてはこちら!
by はてなブログ

買ってよかった2023