厳冬期(2月)、裏千家では "大炉" での点前をします。
その大きな炉に合う、大きな釜です。
箱には “野溝釜 (初代)与斎 造“ と書いてありますが、
釜現物には、お約束の猿の地紋が無い!
てっきり箱と中身が入れ替えられた、
"単なる広口釜"として使ってました。
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最近、当代与斎さん(お孫さん)に訊ねてみたところ、
『戦後混乱期にはいろんなコトしてるので、
地紋模様ナシで野溝釜としているコトもある。』
とのコメントいただきました。
まあ、あまり公な茶会には使わず、
個人的な会でだけ使っています。
レギュラーサイズの炉に、ギリギリ使える寸法です。